おやつをあなどるなかれ
『ドラえもんだより』の投稿欄に、おやつに関する疑問が寄せられました。早速、岸本先生のご意見を拝聴!
●健康づくりはしつけの一つ

子どもにおやつはつきもの。でも、ついつい際限がなくなってしまい、肥満や偏食を引き起こす原因になっている場合が多いようです。これはいけませんね。
成長期の子どもの食生活は、身体の基礎を作り、その後の体質や体力を左右します。栄養価の偏ったものを食べていると、精神も不安定になります。それに、腹が空くたびにくり返していると、おちつきのない子になりがちです。食習慣は、子どもの心の発達にも多くの影響を与えます。
毎日のおやつは無頓着に与えないで、子どもの健康をつくり出すモトであると考えましょう。その上、「しつけ」の一つとして、もっと重要視しましょう。
●いつ、どんなふうに与えるか
何時頃、どんなふうにおやつの時間を設けていますか? もし、とくに決めないで、子どもの好きなようにさせているというときには、朝食や夕食と同じように、時間と分量を決めることから始めてください。食後2時間、食前2時間ほど空けるのが理想的です。夕食を6時にとるご家庭であれば、3時から4時の間にすませるようにしましょう。
そして、きちんと手を洗い、テーブルについて食べるようにします。テレビやゲームをしながらというのはよくありません。「食べる時間」ということを意識しないで続けると、ついつい、だらだらと食べつづけてしまいます。
●成分と栄養分を考える

おやつに何を与えるのがいいのでしょうか。市販のスナック菓子は塩分の多いものが多く、粗悪な油を使っています。お母さんの手作りのお菓子も、砂糖が多く入っているようです。
昆布やにぼし等の昔ながらの質素な嗜好品や、子どもの苦手な野菜や果物などを食べやすく調理したものを、レパートリーに加えてみてはいかがでしょう? おやつは当座の空腹をしのげばよいもの。贅沢にするより、堅実にすることです。食品成分表でチェックしながら、わが子に必要な栄養分は何かを考えましょう。「おやつの時間」のくふうはとても大切なことです。







