あいさつのできる子はこんなに得する
●あいさつの習慣は家庭から

皆さんのご家庭では、毎朝夕必ず「おはよう」「いただきます」「おかえりなさい」といった、あいさつを交わしているでしょうか?
学校ではよく、月間や週間の生活目標に「先生や友達にあいさつをしよう」というのが掲げられます。しかし、これがなかなか定着しません。調べてみると、家庭であいさつをする習慣のない子どもが、非常に多いことがわかりました。逆に、あいさつのできる子は、家庭でもきちんとそれをやっている子どもでした。
低学年、高学年に関わらず、ハキハキとあいさつができる子は快活です。社交的で友達も多く、小さな誤解からケンカをすることも、ほとんどありません。授業にも集中して取り組みます。語いが豊富で、学力も順調に伸びていきます。なぜなのでしょう? 私は、つぎの2つのことがその大きな理由ではないかと思っています。
●一日を決めるのは朝のあいさつ
1つは、あいさつは子どもの情緒を安定させる鍵だということです。朝起きて、まず「おはよう」と声を掛け合う。これを怒鳴ったり、皮肉で言ったりする家族はまずいません。お互いがニッコリと機嫌よくするものです。そうすると会話も弾みます。「今日は学校で何があるの?」「このお味噌汁おいしいね」。そうして「行ってらっしゃい」と見送られると、「よし、今日も1日がんばるぞ!」という気持ちになります。
気持ちよく登校すると、お友達とも楽しく顔を合わせることができます。小学生のうちは特に、友達関係のあり方が、学校生活を苦にも楽にもします。これが円滑にいっていれば、自然に授業にも集中でき、前向きに学習することができるのです。家族のあいさつがその日1日を左右する。そして学校生活は1日1日の積み重ねなのです。
●コミュニケーションにはきっかけが必要

2つめの理由は、あいさつこそがすべてのコミュニケーションの基礎だということです。「こんにちは」「初めまして」がきちんと言えなければ、会話の取っ掛かりもできません。人と人が出会い、会話を交わすための、最初の一歩があいさつなのです。あいさつができる子は、自然に人との会話も増えます。語いが増え、言語能力が高くなるのも、至極あたりまえのことです。
あいさつはしつけだけではなく、人間関係や学習の基礎にもなるのですから、ぜひ家族みんなで、にこやかにあいさつを交わす習慣をつけてください。







