物語
ある日突然人の姿が消える怪事件が
多発する東京・新宿。
半年前、この街で目覚めた斬札ウィンは
あらゆる記憶を失っていた。
自身の存在に疑問を抱きながら、
クラスメイトのニイカや仲間たちと何気ない日々を
過ごすウィン。
そんな彼の前に
「ウィンのすべてを知る」という
転校生・クリスタが現れる。
インフルエンサーであるニイカの
動画配信に付き合うことになったウィンは、
なぜかついてきたクリスタと
3人でキャンプに向かうことに。
ウィンの記憶を取り戻そうと
画策するクリスタと、
そんな彼女の素性を怪しむニイカ。
二人が火花を散らす中、
ウィンの意識に謎の声が語りかける。
疑いの目を気にもしない
クリスタに苛立ちを募らせるニイカと、
そんな二人を
見ていることしかできないウィン。
互いの心の溝が深まっていく中、
クリスタはウィンを
「いるべき世界」へと誘う。
そこで異形の怪物・クリーチャーに
襲われたウィンを守ったのは、
彼に語りかけていた謎の声の主、
アビスベル＝ジャシン帝だった。
ニイカを連れ去ることで
ウィンを再びクリーチャーたちの
世界へと呼び寄せたクリスタ。
彼女の裏にいたのは蠅の王、
クリス＝タブラ＝ラーサだった。
ウィンの命を奪い、
自らの手中に収めることを
目論むクリス＝タブラ＝ラーサ。
ニイカを救うため、
ウィンはジャシン帝と共に
生死をかけたデュエルに挑む。
命懸けのデュエルの果てにクリスタから「クリスタルカード」を託されたウィンは、
カードに秘められた謎を調べるため、
ニイカと共にとあるカードショップへと向かうことに。
一方その頃、都内では
「人々の心臓が抜かれる」という
怪事件が起こり始める。
事件の裏には
「黒き死神」と呼ばれる男──
黒城凶死郎の姿があった。
父の残したメモをもとに
「黒き死神」黒城凶死郎について
独自に調査をしていた九十九矢ワユミ。
ウィンとニイカもまた、
病院から姿を消した
宮井を探しクリーチャーたちが
暴れる世界へと向かう。
そこには正気を失い
ウィンのクリスタルカードを狙おうとする
宮井の姿が。
襲われる二人の前に、
ついに黒城凶死郎が現れる。
ウィンのクリスタルカードを
オークションサイトに出品したのは、
パートナーの葉山メグルではないかと
疑い始めたワユミは、
彼が経営するカードショップで
怪しげな隠し扉を見つける。
一方、黒城との戦闘の影響で
右腕が動かなくなり入院しているウィン。
見舞いに来たニイカの帰路を心配していると、
意外な人物からの連絡が入る。
イミッシュ・イツァヤナの中に
取り込まれてしまったニイカと黒城。
イミッシュは黒城の膨大な
闇のマナを奪うため、
彼の中にある絶望の記憶を映し出す。
一方、メグルとの命を懸けた
デュエルに挑むウィンは、
黒城のマナを吸い取り
強化されていくイミッシュを前に
苦戦を強いられていた。
